住宅ローンと団体信用保険

住宅ローンと団体信用保険

相続税

1.団体信用生命保険

団体信用生命保険(通称「団信」)は、住宅ローンがある人のための保険で、ローンの返済期間中に死亡したり高度障害となったりした場合に、生命保険会社から住宅ローンの残額が弁済されるものです。

つまり、団信に加入していれば、被相続人の死亡と同時に住宅ローンがなくなり、遺族には負担が残りません。

団信は、住宅ローン利用者の95%以上が加入していると言われています。

2.団信保険金の課税関係

団信は、契約者及び受取人が金融機関となるので、その死亡保険金に相続税が課税されることはありません。また、団信の保険金により補填されることが確実である住宅ローンの残債は、相続人が支払うべきものではないので、債務控除の適用はありません。