令和3年度地域別最低賃金

令和3年度地域別最低賃金

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改定目安は全国平均28円

令和3年度地域別最低賃金改定額は中央最低賃金審議会で賃上げ額の目安が公表され、各都道府県労働局長の決定により10月1日より順次発令される予定です。

地域別最低賃金の全国整合性を図るため目安額のランクを設けていますが、改定額を見ていくとAからDの47都道府県すべてが28円以上引き上げられ、東京都は時給1,041円と最高です。

最高額1,014円と最低額820円の金額差は221円です。低水準の地域の上げ幅は高まることになります。

引き上げ額全国加重平均28円は過去最高

近年最低賃金は引き上げの流れが続いていましたが、令和2年度は新型コロナウィルス感染症拡大の影響を考慮し目安は示されませんでした。今回の引き上げ率は3.1%と過去最高で、今後所得税や社会保険における扶養の壁を意識してパートタイマー等が労働時間を減らすケースがあるかもしれません。中小企業3団体は最低賃金引き上げに反発を示していますが労働者側団体は評価しています。

令和3年度の改定額は以下の通りです。

28円改定

東京 1041円  大阪 992円  愛知 955円   千葉 953円  神奈川 1040円

埼玉  956円  北海道 889円  岩手 821円  宮城  853円  新潟 859円

石川 861円  福井 858円  福島 828円  茨城 879円  栃木 882円

群馬 865円  山梨 866円  長野 877円  岐阜 880円  静岡 913円

三重 902円  滋賀 896円  京都 937円  兵庫 928円  奈良 866円

和歌山 859円  岡山 862円  広島 899円  山口 857円  徳島 824円

香川 848円  愛媛 821円  高知 820円  福岡 870円   佐賀 821円

長崎 821円  熊本 821円  宮崎 821円  鹿児島 821円  沖縄 820円

29円改定

青森 822円  山形 822円  鳥取 821円  佐賀 821円

30円改定

秋田 822円  大分 822円

32円改定

島根 824円